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小学生でも分かる新型コロナワクチンの効果総括~ワクチンは1000万人の命を救った??~

2024年4月1日

日本における新型コロナワクチンの無料接種が2024年3月31日に終了しましたので、日本国内の新型ワクチン接種がどの程度死亡回避、感染拡大阻止効果があったのかを小学生にも分かるように総括してみたいと思います。

ぜひ学校や企業での衛生教育の資料、教材としても自由にお使い下さい。

まず結論から書くと、新型コロナワクチンは皆が一斉に接種した場合には極めて高い感染拡大阻止効果が認められ、感染した場合の致死率も50分の1に下げる効果がある、という事です。

ワクチンの効果のポイントまとめ

😀ワクチンは感染をある程度防ぎ、高い感染拡大阻止効果があった。

😀ワクチンはデルタ株を根絶寸前まで収束させた。

😀ワクチンは感染者の致死率を50分の1に下げた。

😀感染した場合でも治りを早くする効果があった。

😀感染後後遺症の軽減効果もあった。

😀結果、1000万人以上の日本人の命を救った。

ではその計算の根拠を書いてみたいと思います。

武漢株の致死率は2%

まず最初に日本で新型コロナの感染が話題になったのは、2020年の2月、豪華客船ダイヤモンドプリンセス号での集団感染でしたね。

この時は、野生株(武漢株)によるクラスターで、

感染者712人、死者13人、致死率約2%でした。

https://www.kanaloco.jp/news/social/article-388266.html

その後ウイルスはアルファ株、デルタ株と変異を続け、(あくまで大まかな分類です)

特にデルタ株は歴代最強の毒性を持つとされ、ワクチンが間に合わなかった国の未接種者の致死率は急激に上昇しました。

デルタ株の致死率は5%以上

インドでは、火葬しきれない遺体を、腐敗を防ぐために仕方なく路上で大量に火葬していました。

超過死亡から計算してインドではデルタ株で200万人以上が亡くなりました。

もちろん、インドの衛生環境の悪さなどもあるとは思います。

アメリカも同様にワクチン普及前にデルタ株の蔓延を許してしまい2度の波が発生、武漢株やアルファ株も合わせ感染者2000万人以上、死者100万人を超えてしまいました。

インド、アメリカの統計から計算して、デルタ株発症時にワクチン未接種かつ酸素投与や抗体投与などの手厚い治療を受けられなかった場合の致死率は、5%を超えるものとなってしまいました。

お笑い芸人の志村けんさんが体外式人工心肺(ECMO)による現代医学の最高の治療を受けられたにも関わらず亡くなられたのは衝撃的でしたね。

日本は度重なる緊急事態宣言などで感染拡大を防いできましたが、2021年夏、ついに日本でもデルタ株の侵入を許し、感染拡大、救急崩壊、医療崩壊を起こし、2万人の急性期症状による死者を出しました。

ニュースで医療崩壊が報じられていましたね。コロナ病床が無く、自宅で死亡する人も多かったです。

波が起こる度に緊急事態宣言、三密回避、リモート勤務、マスク着用のお願いなどで、物理的に人から人へのウイルス伝播を遮断する事で、何とか波を抑えてきましたが、デルタ株でついに東日本大震災並みの死者が出てしまいます。

mRNAワクチンの登場

しかしここでやっと、新技術であるmRNA技術を使ったファイザー、モデルナのワクチンが日本に入ってきたのでした。

日本ではまず2021年の年初より医療従事者から優先的に接種が始まり、その後夏頃より一般層に接種が開始されました。

そしてワクチンは劇的な効果を上げ、2021年秋には1日の感染者数が全国で2桁と、

あっという間にデルタ株を根絶寸前まで追い込みました。

町には人が溢れ、居酒屋も忘年会で満席になりました。

基礎となったmRNAの安定化技術にノーベル賞が与えられたのも納得です。

そしてワクチン2回の接種率は人口の約80%にまで達しました。

しかしその後、ウイルスはオミクロン株系統へと変異し、接種から時間が経つごとにワクチンの溶性抗体溶は下がってしまい、

日本人の衛生意識、防疫意識も時と共に下がり、ワクチンの追加接種率も落ちてしまい、換気、空気濾過、パーテーションなども怠る施設も多くなり、

2024年3月までにコロナ感染は累計第10波まで発生してしまいます。

人間、いかに物事を継続するのが難しい生き物かという事ですね。

そして2024春までに、のべ感染者数9000万人、死者9万人、暗数(コロナ感染から数か月がたち、コロナ死者に含まれないが、超過死亡からコロナによる衰弱や基礎疾患の悪化による死者と推測される人数)を含んだ死者は20万人以上となってしまいます。

しかし2回だけの接種でも、死亡回避という意味ではオミクロン株以降も効果が持続していることが現場の医療従事者の声で上がっています。

重症肺炎、死亡にまで至る割合は未接種者の方が多いです。海外のデータにも合致していますね。

ワクチン接種率の低い県は死亡率が高いです。

アメリカでのデータ引用↓

https://www.carenet.com/news/general/carenet/55992#:~:text=%E4%B8%BB%E3%81%AA%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%81%AF%E4%BB%A5%E4%B8%8B,1.4%EF%BC%89%E3%82%88%E3%82%8A%E5%B8%B8%E3%81%AB%E9%AB%98%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%80%82

もしもワクチンが出来なかった世界線は??

ここまででワクチンがある世界線と無かった世界線を比較するデータがある程度揃ったと言っていいでしょう。

デルタ株感染で、治療にかかれなかった場合の致死率は5%以上

ワクチンがある世界線、要するに今の日本では、ワクチンの死亡回避の効果は残りつつも国民のべ感染者9000万人まで感染が拡大。死者が20万人なので、致死率は0.22%です。

なので、

ワクチンが無い世界線ではデルタ株がそのまま9000万人に感染拡大したとして、450万人が死亡した計算となります。

もちろんその間、日本の医療はガタガタになります。ちょっとした交通事故などでも入院は不可能となっていたでしょう。

更に恐ろしいのが、その毒性のまま何度も波を繰り返す事です。

人類がワクチンを開発できないまま、デルタ株以降、どんどん毒性と感染力を増して6度の波を繰り返したとして、のべ感染人数は3億人を優に超えた可能性も十分にあり得ます。

のべ3億人感染×致死率5%で、2024年3月までに

1500万人がコロナで死んでいた、

というのがワクチンが開発されなかった世界線の想定しうる可能性の高かったシナリオです。

しかもそれで終わらず、その波は変異を続け未来永劫繰り返します。

小学生でも分かる研鑽の根拠と言ったのがお分かりいただけましたでしょうか。

ワクチン接種では確かに、接種後副反応の因果が否定しきれない死者が2000人ほど出てしまいました。

累計4億3600万回接種に対して0.00045%という非常に低い確率なので、突発的な自然死との差異は殆ど無く、検出下限値に近いのですが、その方々に対してはお悔やみ申し上げますし十分な金銭的補償がされるべきです。

究極の選択と決断

しかし、国家の運営上、人類の生存戦略上、2021年にまだ治療薬も無く、病院のコロナ病床も満員で医療崩壊を起こしていた段階で、

15000000人の死亡の可能性と

2000人の死亡の可能性、

どちらかを絶対に選ばなければならかった状況では、よほど算数のセンスの無い人でない限り議論の余地は無かったのでないでしょうか。

あなたが総理大臣だったらどちらのルートを決断しますか??

特に人生が長い子供への接種は大事

4日1日以降も、有料となりますがファイザー、モデルナ、第一三共製薬製を中心にワクチン接種が可能です。

実質的には夏ごろに対応流行株の選定とワクチンの製造、秋ごろに一般流通、接種開始になるようです。

https://www.nikkei.com/article/DGXZRSP669934_Z20C24A3000000/

新型コロナには様々な後遺症がありますが、一回感染すると脳が7年分老化、知能指数が3下がるというデータもあるため、特に先が長い子供への接種は重要となってきますね。

3回も感染すれば志望校や就職先のレベルを落とさざるを得ないでしょう。

ワクチンはそういった後遺症も軽減してくれます。

ワクチンの効果のポイントまとめ

😀ワクチンは感染をある程度防ぎ、高い感染拡大阻止効果があった。

😀ワクチンはデルタ株を根絶寸前まで収束させた。

😀ワクチンは感染者の致死率を50分の1に下げた。

😀感染した場合でも治りを早くする効果があった。

😀感染後後遺症の軽減効果もあった。

😀結果、1000万人以上の日本人の命を救った。

以上がmRNA新型コロナワクチンの総括です。

お読みいただきありがとうございました。

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